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花子さんと会っているにもかかわらず、僕は就職できてないことについて、 つい考えてしまい、モヤモヤした感じを持っていたのですが、 花子さんはそのことを具体的に聞き出そうとはせず…。 言えるようになったら言って下さい、なんてことにしてくれたわけです。 そして、何事もなかったかのように、てんぷらを食べて、料理の話とか、最近の生活のこととか、面白かった出来事とかを話してくれました。 僕も、それにはホッとして、花子さんのそういう話を聞き、僕も僕なりに最近のことを話しました。 でも、僕はこんなので良いのだろうか?ということをやっぱり考えるわけでして…。 花子さんは屈託なく話してくれるのに、僕は自分のことをちゃんと説明してないですから、それが申し訳なく思うわけです。 ただ、それをその場で言うのは、どうにもばつが悪いのもわかっていましたし、花子さんの気遣いを無にすることでしたし、 何よりも僕がまいた種ですから、どうするわけにも行かず…。 花子さんが今話さなくて良いという言葉に甘えることになったのでした。 就職が決まったら、きちんと説明しようというのは心に決めて、なんとか花子さんが退屈しないように、頑張らねばと思いました。 なので、僕はいつもよりも勤めて明るく振舞っていましてね。 多分、花子さんは、僕がそういう感じで頑張ってしまってるっていうのは、わかっていたのだと思います。 かなり後で聞きましたが、僕がそういうことをするときというのは、かなり不自然らしいので…。 でも、花子さんはそのことを指摘することもなく、それに乗ってくれました。 そんな感じで、しばらく何気ない話をしてましたら、花子さんがはっとしたように表情を変えましてね。 花子さん 「小太郎さん」 僕 「はい」 花子さん 「実は、前から、お聞きしたかったことがあったんです」 と、言い出しまして。 僕 「はい…」 花子さん 「重要なことなんです」 なんて言って、顔つきも真剣になったのです。 なので、僕はかなり身構えましてね。 僕としては花子さんに言ってないこと、カッコ悪いので言わずにいたいことが、この時点で、かなりありましたので…。 僕 「な、なんでしょうか?」 と、恐る恐る、聞くことになりました。 が、花子さんの口から発せられたのは、 花子さん 「小太郎さんって、薄味の方がお好きなんですか?」 という質問だったのでした。 僕 「え…」 見事に虚を突かれた気がしました。 このとき、すごく緊張してましてね。 それなのに、聞かれた内容がこれでしたので、あまりのギャップに、花子さんのこの質問、今でもはっきり覚えているんです。 今のように花子さんのことを知っていれば、食べ物の味というのは、彼女の中ではかなり重要な位置にあるというのがわかるのですが、 このときは、花子さんが食べるのが好きというのは知ってましたが、ここまで重要なことなのか?というのが、正直な感想でしてね。 イマイチ理解できてなかったわけですので、かなり驚いたんです。 僕 「あ…、はい。どちらかというと、薄味好きだと思いますが…」 花子さん 「あぁ、やっぱり、そうなんですね」 と、花子さんはニッコリしておりました。 僕 「でも、どうして…」 僕はイマイチ事情が飲み込めず…。 花子さん 「小太郎さんの好みを、しっかり確認したかったんです」 僕 「そうなんですか?」 花子さん 「はい。小太郎さんがうち(このときは実家をさしてます)にいらしても、今度はもう少しお口に合うもの、作れそうです」 と、やっぱりニッコリしておりました。 花子さんと初めて会ったとき。 彼女の実家で開いて頂いたパーティーで、「またいらしてください」といわれてたんですが、 僕はそのとき社交辞令だと思っていたのです。 でも、花子さんにしても、花子さんのご家族にしても、どうもそうではないらしく…。 それは、帰りの車の中の話(こちら)で、花江さんに言われてはいたのですが、 花子さんは、また機会があれば、そういう集まりをやることを普通に考えてたみたいでしてね。 そのための確認だったようで…。 これにも、とてもびっくりしたと同時に、僕のことをそんなに気にしてくれていたことをとても嬉しく思ったのでした。 僕 「ありがとう、ございます」 花子さん 「いいえ、あんな家でよければいつでもいらしてくださいね」 僕 「また、そのうちに」 花子さん 「お待ちしてますね」 落ち込んだり驚いたりと落ち着かない僕に比べて、花子さんはやっぱりここも笑顔で楽しそうだったのでした。 ランキング:人気blogランキング ↑励みになりますので、もしもよければ、クリックお願いします。 |
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ごぶさた!寒くなって懐もすっかり寒い薄味派です(泣
>タイガさん
どうも、ご無沙汰です。 最近、出費がかなり多くて、僕の懐も寒いですので、余計に寒さが堪えます(笑) お互いに、頑張りたいですね。 |
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