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ご褒美の話(前編)
【カテゴリ:僕の平凡な?日々 】   



前のアパートを出て、仮住まいに暮らしている僕です。

なので、なんだか本格的に物を買うという気があまり起きないんですよね。

花子さんに言われて、ちょっと前にテーブルは買いましたが、それで結構満足しておりまして…。

やっぱり、次に引っ越す予定が決まっていると、どうにも物を増やしたり、出してきたりする気がそがれるといいますか、なんといいますか…。

それでも僕としてはそれほど不便なく暮らしていましてね。

結構快適ではあるのですが、花子さんに言わせると、仮住まいでも、ちゃんと生活感のある生活をしてくださいとのことで、

前までは、僕の部屋に来るたびにため息をついていた彼女なのですが…。

最近、少し変わりましてね。

変わったというよりも、あきらめたというほうが近いのかもしれませんが、何とか妥協点を見出したのです。

それが、お茶(コーヒー)セットを置くということ。

これで、合意に達しまして…。

そのときの花子さんいわく、

花子さん 「お部屋に帰ってきて、あったかいお茶の一杯も飲めないのは、絶対に良くないです」

とのこと。

なので、

僕 「でも、俺、一人のときってそんなにお茶飲まないし…」

花子さん 「それじゃあ、小太郎さん、コーヒーは飲みますよね?」

僕 「まあ、飲むけど…。でも、それも缶コーヒーでいいんだけどね」

花子さん 「うちに来たら、お茶もコーヒーも飲むのに…」

僕 「お湯沸かしたりとか、いれるのが面倒だからかな。電気ポットも出してないし」

花子さん 「私にも、いれてくださることもあるじゃないですか?」

僕 「それは、花子さんが飲んでくれるからだよ。自分ひとりのためにいれるのもなぁ…」

花子さん 「でも、お茶セットくらいは用意しませんか?」

僕 「うーん…」

花子さん 「ちゃんとしてたら、きっと、良いことあると思いますよ」

僕 「そう?」

花子さん 「そうです」

ということで、その日は、近所のスーパーに行きまして、ビンに入ったネスカフェを買いましてね。

それにコーヒーカップと、電気ポットをダンボールの荷物の中から何とか探し出して設置したというわけです。


それからしばらくして…。

つい先日のこと。

花子さんが僕の部屋に来ましてね。

入るなり、なんだかすごく笑顔だったのです。

花子さん 「今日は、小太郎さんに楽しいお土産があるんですよ」

とのこと。

で、手には、なにやらスーパーのビニール袋が。

僕 「なに? なんか面白い食べ物?」

花子さんのお土産というと、圧倒的に食べ物が多いので、このときもそうじゃないかと思った僕です。

ですが、

花子さん 「いいえ、今日は違います。小太郎さんへのご褒美ですから」

とのこと。

僕 「ご褒美? 俺、なんかした?」

花子さん 「ちゃんと、ポットとか出してコーヒー飲むようにしたじゃないですか?」

とのこと。

でも、それってそんなに褒めてもらうことなのか?と一瞬思ったんですよね。

花子さんが言ってたことは正論でしたし、僕がそういうのをやらないで過ごしてたのはだらしないといわれれば、だらしないわけですから。

ただ、花子さんとしては、僕が嫌々やってるように思っていたようで、それを続けていることを褒めたかったという気持ちのようでした。

この辺り、なんだか、子ども扱いされているような気がしないでもないですが…。

まあ、深く考えないことにしておきます。

僕 「それで、何をもらえるの?」

花子さん 「とっても良いものです!」



ということで、次回に続きます。




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【2008/10/01 09:06】 | 僕の平凡な?日々 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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