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ホテルと改札と花子さん(前編)
【カテゴリ:差を埋めがたき日常 】   



花子さん、たまにホテルに泊まりに行きます。

といっても旅行ではなく、都内とか、横浜とか、千葉とか、その辺りのホテルに、友達と一緒に泊まってくるんです。

お風呂に入ったりとか、マッサージを受けたりとか、リラクゼーションの施設を利用してリフレッシュするとのこと。

僕は、ホテルなんかじゃ落ち着いて寝られないというか、リラックスしにホテルにいっても余計に緊張するというか、

旅行から帰ってくると、「やっぱりうちが一番」なんて、素で言っちゃうタイプだと思っていただけるといいと思うのですが、

なんと言うか、ホテルとか正直、あんまり好きじゃないんです。

しかも、お金を払ったら、やっぱりその分の元は取らねば!なんて貧乏根性が頭をもたげてきますので、

普段は食べないくせに、ホテルだと、朝食のバイキングをたらふく食べて、お腹を壊してみたりとか、そういうことをやらかすわけです。

ですので、家からそんなに離れていないホテルにお金をかけてわざわざ泊まりにいくというのが、

そもそも、僕の理解の範疇を超えてるわけですが、最近は女性の間では結構そういうのも流行なのだそうですね。

花子さんは、ホテルに行ってくると、どこどこのホテルに泊まって、こんなお風呂があったとか、

マッサージが気持ちよかったとか、料理はどうだったとか、そんな話をよくしてくれます。

ホテルの後は、普段の疲れも癒されて、花子さんもリフレッシュしているようにも見えますので、

僕としては、彼女が泊まりに行くこと自体は、別に何も言うことはないというか、むしろ賛成。

そもそも、僕がアレコレ言うことじゃないので、好きに泊まったらいいと思うんです。

ただ、たまに、一緒に行きましょう、と誘われたりするんですよね。

前は、恵比寿にあるホテルに泊まりに行こうと誘われたり、この間も赤坂のなんとかというホテルに泊まろうと言われたのですが、上記理由で断ることが多いです。

というか、そういうのって、やっぱり女性同士で行ったほうが楽しいんじゃないかと思うんですよね。

だから、美紀さんとか、花江さんと行ってきたらって言うことが多いです。

花子さんも、僕のそういうのはわかっているので無理に誘ったりはしませんが、声はかけてくれます。


そんなホテルなんですが、花子さんが少し前に、美紀さんと泊まりに行った時のこと。

僕はその日、休日出勤で仕事だったんです。

でも、もしも仕事が早く終わったら、そのときは一緒にご飯を食べようと約束していたのでした。

というのも、そのとき美紀さんは、花子さんとホテルに一緒に泊まるものの、夕食だけは別の人と食べる予定になっていたらしく、その間、花子さんは一人になってしまうから。

ただ、僕が仕事なのは花子さんも知っておりまして、無理はしないようにとかなり言われていたのです。

でも、やっぱり一緒にご飯を食べるのは僕も楽しみなわけでして、その日は、定時に帰りまして。

で、花子さんに電話しました。

僕 「仕事、今終わったから、一緒に食べられそうだよ」

花子さん 「無理をしたのではないのですか?」

僕 「いや、今日は休日出勤だったし。早く帰れるから、特にそういうわけではないよ」

花子さん 「そうですか…。それならいいのですが」

と、花子さんはやっぱり気にしてくれたんですけどね。

でも、僕も彼女と食事できるのは嬉しかったですから、それは本当に良かったんです。

僕 「じゃあ、ホテルまで行けばいい?」

そのとき、花子さんは横浜のホテルにいましたので、そこまで行こうと思ったわけです。

花子さん 「ホテルのご飯にしますか?それとも、外の方がいいですか?外なら私も出ますから」

僕 「ホテルって、夕食付いてるんでしょ?」

花子さん 「はい、それはありますけれど…。小太郎さんが食べたいものがあれば、それでいいですよ」

なんて、あっさりと言っておりましてね。

ホテルの食事をキャンセルすることにも、特に未練は無い様子。

僕はホテルの宿泊代に食事が込みでしたら、それは確実に食べるタイプなんですが、花子さんは、やっぱりちょっと僕とは感覚が違います。

ただ、花子さんははっきりとは言わなかったですけれども、彼女の様子から推測するに、

ホテルの食事って高いですから、それに僕を付き合わせるのを気にしてくれたということなのかなぁとも思えました。

こういうところは、いつも考えてくれるので、ありがたいことだと思います。

でも、そんなに気を使わせるのも悪いなぁと思いましたし、たまにはホテルの食事も楽しそうですし、何よりも花子さんのホテルの夕食代分が無駄になるのはなんだか勿体無い気がしましてね。

僕 「ホテルでいいよ。特に他に食べたいものも無いし」

花子さん 「そうですか。じゃあ、ホテルでお待ちしてますね」

僕 「うん」

ということで、僕は、花子さんの泊まっているホテルへと向かったのでした。



次回に続きます。





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テーマ:大切な人。 - ジャンル:恋愛

【2008/08/14 01:30】 | 差を埋めがたき日常 | トラックバック(0) | コメント(6) | page top↑
<<ホテルと改札と花子さん(中編) | ホーム | 第83話 待ち合わせ場所>>
コメント
初めまして
いつも拝見しておりましたがコメントは初です(^^)

今回の記事を読んで少々気になった事があったの
で質問してみました。

結婚後、お子さんが出来、小太郎さんだけの収入で
生活する事になった場合、花子さんの趣味や食事な
どのレベルは下げる事で同意しているのでしょうか?
それとも向こうの援助が期待できるのでしょうか?

私は結婚してますが、結婚するに辺り人は生活レベル
を下げる事は中々難しいと思っており、結婚相手に求め
た条件が似た金銭感覚と味覚だったもので・・・。
(小太郎さんの給料も知らないで勝手に想定して質問し
ちゃってます。許してくださいね(^^;)

私も色々な女性と付き合いましたが、自分は貧乏家だっ
たので、根っからの貧乏性で金銭感覚が合わない女性
とは絶対長続きしなかったのでそういう判断基準になっ
ちゃったんですけどね。
【2008/08/14 09:22】 URL | パン [ 編集] | page top↑
>パンさん
はじめまして。読んでくださってありがとうございます。

おっしゃるとおり、今の僕の収入だけですと、彼女の現状の生活レベル、そして一緒に居る以上、僕もそれに合わせた上で維持するのは無理だと思います。しかも子供も出来たらさらにお金がかかりますよね。なので、ご指摘の件は大きな悩みの一つでした。僕もプロポーズまでの間、延々と考えたことでしたので、やっぱりそういう懸念はあります。それに、僕と似たようなお付き合いをされたことのある方からみると、ちょっと危うい結婚に見えるのもその通りだと思います。

お金の面でのシミュレーションも二人でしていますが、実際、その事態に直面したときにどうなるのか?というのは、その状況になってみないとわからないと思いますし、また、ネットなんかを見ていても、そういうのでうまく行かない話なんかはかなり見つかりますので、正直に言いまして、僕自身も不安が無いわけではありません。
なので、パンさんのご質問ももっともだなぁと思いました。

花子さんは、お金が無いときには無いなりにすることに同意してくれていますし、今も二人のときは、僕が無理なくお金を出せる範囲で行動するようにしてくれているのですが、僕としてはできる限りのことはするつもりですし、すぐには実現できないかもしれませんが、僕も彼女に見合うようにならないといけないと思っています。

こういうこと、全部含めて考えると大変なことですが、それでも、彼女と一緒にこれからの人生を過ごしたいと思っています。

【2008/08/15 01:43】 URL | 小太郎 [ 編集] | page top↑
同士よ!(笑)
なかなか、近場のホテルに泊まるって抵抗というか、わざわざ感があり敬遠しちゃいますが、泊まってみると「たま〜にはアリだな」って思うかもしれませんよ?
自分は前に思いました!
実行してませんけどw
【2008/08/18 08:12】 URL | タイガ [ 編集] | page top↑
>タイガさん
同志ですね(笑)

僕が実家から東京に出てきたからなのかもしれませんが、東京で泊まるというのは、東京に住むところが無いから(つまり旅行とか、出張とか)というイメージがどうしても強いですので、やっぱりわざわざという気持ちが出てきちゃいますね。
前に職場の同僚の女性にも聞いたことあるんですが、普通に泊まりに行くといってましたので、その辺りの感覚がどうも違う気がします。
僕もあまりやらないので、食わず嫌いなのかもしれませんが…(笑)
【2008/08/18 08:53】 URL | 小太郎 [ 編集] | page top↑
ありがとうございます
第三者の余計な心配に返答して頂き有難う御座います。

なぜ自分が初めてコメントを書いたかと言いますと
最初からずっと読ませて頂いておりますが、ブログ
を読む限り、小太郎さんは一度負の方向に考えが支
配されたときになかなか抜けきれない傾向があるよ
う書かれておりましたので、結婚生活に入ると家庭
で発生した負の感情はなかなか開放する場所が無い
ので大丈夫かなと余計な心配をしたからです。

まぁ、ブログを読んでいる限り、天然っぽく(笑)書
かれている花子さんがきっと何とかしてくれるでし
ょうから余計な心配でしょうけどね(^^)

あっ、随分遅れましたが結婚おめでとうございますね(^^)
【2008/08/22 00:25】 URL | パン [ 編集] | page top↑
>パンさん
いえいえ、僕もかなり考えていたことですし、今でも不安なことでもありますので、改めて考える機会として、ありがたくコメント拝見いたしました。

僕の性格はまさにおっしゃるとおりです。どちらかというとネガティブな方向に行きがちなので、それを彼女にぶつけてしまうことも今まで何度もありました。なので、結婚しても、そういうこともまたあるように思います。
そういうときに、ちゃんとプロポーズしたときの気持ちを思い出すことが出来ればなぁと思いますし、僕自身も変わっていかないといけないのだと思っています。

花子さんが何とかしてくれる部分もあるかもしれませんし、正直、彼女に救われたことは今までもかなり多いですが、いつまでも彼女のそういう性格に頼ってばかりではダメですから、僕自身、頑張っていくつもりです。

とても心配していただいて、良く考える機会にもなりました。コメント、どうもありがとうございます。
【2008/08/25 21:01】 URL | 小太郎 [ 編集] | page top↑
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